第五十二回
新橋なでしこ会 大会

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新橋若手芸者による芸の伝承
東をどりへの架け橋

新橋なでしこ会は東をどりの登竜門として戦後まもなく始まった、東をどりの礎とも云える大切な勉強会です。

若手が主役となって伝統的な舞踊と演奏に取り組み、先輩格の者は芸の伝承のための指導や演奏に一翼を担います。

若手にとって初めての演目、憧れの演目に挑戦することは芸の飛躍の絶好の機会であり、一同喜びをもって連日の稽古に励んでおります。 どうかその成果をご高覧いただきたく、皆様のご来場を心よりお願い申し上げます。

日時:2023年10月5日(木)開場 12:30 / 開演 13:00

出演:新橋芸者
演目:狂獅子・夕立・文売り・藤娘 他

会場:銀座ブロッサム・中央会館ホール
東京都中央区銀座2-15-6
TEL:03-3542-8585

料金:¥3,500(税込)
*全席自由

チケット販売
Web:カンフェティ
電話:0120-240-540 / 03-6228-1630

当日券:12時半より銀座ブロッサム1F受付にて販売

立方

千代加

のりえ

清乃

小福

小福

ぼたん

小優

喜美緒

小夏

加奈

小蝶

柚果

地方

照代

照代

小玉

小花

秀千代

晶子

七重

喜美弥

加津代

小いく

木乃葉

三重子

美葉

美葉

ゆめ

ゆめ

小雪

やすよ

百々香

今回の演目、見どころについて

ぼたん

江戸時代、恋文売りの女性商人が、廓で起こった二人の遊女の喧嘩の様子を語って聞かせるという演目で、遊女二人を取り巻く様々な人々に、猫やイタチまでが登場するなど、とてもユニークに描かれている所が見どころです。

小夏

「狂獅子」は鶴の悠然とはばたく春のうららかな景色に始まります。題名に獅子のある通り、手獅子を持って登場します場面ではしころを振り、花や蝶と戯れる獅子の華やかで荘厳な様子を表します。それぞれの景色を表現できます様、精一杯勤めますので、是非注目してご覧になって頂きたいです。今回私は初めての男方に挑戦致します。女方とは身体の使い方が違うので大変難しく悪戦苦闘しましたが、先生やお姉様方に沢山お稽古して頂いたことが舞台の上で出し切れるよう、努力致します。

小蝶

前回開催時の令和元年にはお披露目したばかりで、お手伝いをしていました。今回はその舞台に立たせていただけますことをとても嬉しく思います。舞台で中心となって踊らせていただく機会は貴重ですので、精一杯お稽古して望ませていただきます。

加奈

藤娘は藤の花の精が娘の姿で現れ、女心を踊る作品です。移り気な男性に揺れ動かされる恋心を表現できるようお稽古に励みます。今回、お姉様方に長唄、お囃子で並んで頂きます。 豪華な舞台に負けない様に精一杯勤めさせていただきます。

柚果

今回初めて一人で本衣裳を着けて舞台に立たせて頂きます。そんな私が一番意識するのは「情景」が浮かぶ様な踊りをする事です。時折、夕立と雷の鳴り響く隅田川、そして御殿女中の淡い恋心を感じて頂けましたら幸いです。


今後の抱負

ぼたん

日頃勤めるお座敷はさることながら、芸事の基礎となるお稽古事にもさらに力を入れ、余興やお舞台にもお声を掛けて頂けるよう、努力していきたいと思っております。

小夏

先生方やお姉様方には踊りには景色を見ること、空気を動かすことが大切だと教わって参りました。まだまだ覚えることで精一杯になってしまいがちですが、身体の使い方は勿論のこと、自分自身の感性を豊かにしてもっと色々な表現をできるようになりたいです。また踊りだけでなくお茶、お狂言、お囃子等様々なお稽古に一所懸命取り組み、お座敷もきちんと勤めて、新橋という街の良さを伝えられるよう、少しでも貢献できるように励みたいです。

小蝶

観た方にすこしでもお話しが伝わるよう踊れますように精進していきたいです。 今回はお囃子もお勉強の機会をいただき、はじめて皆様の前で小鼓を打たせていただきます。地方さんのお姉さん方と山台に乗れる機会を大切に、これからに繋げていけますようにお勉強させていただきます。

加奈

藤娘で1人で舞台に立たせていただけて、大きな自信がもてると思います。今後の東をどりでもこの経験を生かして自信を持って舞台に立てる様 日々お稽古に勤めてまいります。

柚果

新橋に出てから三年が経ち、少しずつ自分の目指す先が見えてきた様な気がしています。 今後の抱負は「芸」で輝ける芸者になる事です。

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